かつて存在したポップンの"違法筐体"
弐寺ではLMのバネやスイッチを変えたものを「違法筐体」と呼びますが、そんなちょっとした改造では済まされないものすごい筐体が、ポップンでかつて存在していました。
特定のBPMの曲で判定がめちゃくちゃ緩くなり光りやすくなる…
そんな筐体がありました
☆どういうこと?
文字通りですと言っても?だと思うので少し細かく説明します
違法筐体があったのは今は亡き仙台レジャーランド
店側からは当たり前ですが特に情報はなく、東北(宮城)の古参やランカークラスの人たちの間だけで広まっているような話なので、ゲロモブの自分にこの情報が入ったのは閉店の半年くらい前。
とある理由によって新筐体内部の機械に少し改造を施す→原因は不明だが、3600を整数で割ることの出来る数値(180、200など)、所謂3600族 と、限りなくその数値に近い数値がBPMになっている曲(199、179)の判定が甘くなり、スコアが出やすくなる
ある程度スコア狙いをやった事のある方ならわかるかと思いますが、ガイド音がズレていてもCOOLになっています。
は?と思われるかもしれませんが、60fpsで動いている音ゲーでは特に改造など施さなくても3600族が光りやすい、という報告はmaimaiを中心にTwitter上でも頻繁に呟かれています。
BEMANIだとあまり聞きませんが、ゲキチュウマイあたりでは割と普及している言葉のようです。
しかし近い数字まで緩くなるのは原理が全く分かりません。
プレイした感じもあまり光ってると思いませんでした
また、真偽不明ですが
・ギタドラなど他機種も3600族は改造してなくても光りやすい
・BEMANI機種は3600族から外れると判定補正が入る
・3600族は描写が安定する
書いてる途中に3600族の詳しい記事見つけたからこっち読んで
https://kennichino.hatenablog.jp/entry/3600
つまり今回の筐体は未改造状態でも光りやすい曲を更に光やすくしているのです
☆なんで改造した?
これはプレイヤー間で語られている話なので確証はありませんが
ラピストリアなど処理落ちが頻発していた時期に、その対策+録画機をつけてるので動作を安定させるために内部を改造しメモリを積む→スペックが他筐体より良くなる→なんか知らんけど判定緩くなる
という経緯のようです。
機械強い方情報求む
☆スペックが良くなることと判定緩くなることって関係性あるの?
恐らくあるのではないかと思います
しっかり環境整えてLivelyをやる方だとやはりXP基盤とかいうくそ古意味わからんやつで動いてるAC筐体よりスペックが上になることも恐らくあるのではないかと思います
それこそ、今回の違法筐体と同じくらいメモリ積んである可能性ももちろんあります
実際にしっかり環境整えてLivelyをやっている方の中には、ACよりも光りやすい、スコアが出やすいという方もいらっしゃいます
中にはポップン筐体のスペックを処理落ちしない=現代のゲームとして普通に動くレベルにしているんだから、10年近くほったらかしの普通筐体ではなく、違法筐体の方が正しい判定・スコア なのではないかと考える方もいらっしゃいます
☆どれくらい光る?
2年以上経過し、地力スコア力共に格段に向上しても抜かせないスコアが結構あるくらいには判定が緩くなっています。
ハイスコアただのバケモン
これでもそこそこ上手いんだけどね…
これ判定甘々なるのはずるすぎるて
助けてくれ
たまにぬかせるやつもあります
まだ違法筐体健在時には似た筐体で同じ曲をプレーすると体感700〜1000点ほどは変わりました。微々たるもんじゃなくて、あまりにもデカすぎますよね。変わる点数が
☆違法筐体があると何がヤバいの?
弐寺のボタンのバネやスイッチの交換なんて正直プレーした時のやりやすさの向上の為のものでポップンのバネスイッチ交換と比べるとスコアにバッチリ直結します!という感じではありませんが、この件の違法筐体は悪い言い方をすると意図的に判定を甘くしている(判定が甘いのを知っている)状態でプレーするのでズルをしている という状態なんです。
しかし前述したようにこの話は当時ランカー以外のレジャランユーザー間では全く流れていないもの。
意図的ではなくても、不正をしたスコアがずっと残ってしまっていることになります。
自分もこれを知った時は、自分の本当の力ではないということにかなりショックを受けました。
☆今その筐体はどこへ?
秋葉原のレジャランに移動しました。
録画機なし、しっかりメモリ抜かれてるので普通筐体と化してます(プレーして確認済)